ぼやきの場所

使ってるSNSでは気後れする長さの文章置き場。

呪術の登場人物についての疑問

 折角ベッドに潜り込んで寝る態勢になっていたのに、次から次へ頭の中に浮かぶ考えがこれ記録として残しておきたいなって感じのものだったので渋々PC前に戻ってきたミカグラです。とても眠い。

 

 で、何をそんなに慌てて記録しようと思っているかというと、呪術の登場人物についての疑問というかそういうやつ。この漫画の登場人物、味方側はほぼ全員保守的で、対する敵陣営が進歩的に描かれてるのって意図的なんかなという。

 羂索は本人が発言しているところから見てもそういう意識でキャラを作ってるのはわかる。渋谷事変だと真人も漏瑚も新しい自分、新しい世界を望んでいて、既存のものに満足していない。宿儺はちょっと分かりづらいし決定的な描写がないのだけど、まこら使って自分の術式を強化したりしているところを見るとやっぱり保守的には見えない。

 それじゃあ味方陣営はって見てみるとものの見事に保守的な性格の持ち主ばかりじゃない。わかりやすいところだと七海とかそうだし上層部は言わずもがな、五条や夏油も革新的に見えて掘り下げていくとバリバリの保守派。学生はまだこだわるだけの人生や価値観を持っていないというのもあって何とも言えないところがあるけど、ああ進歩的だな革新派だなって思えるのは野薔薇ちゃんと秤先輩くらい? 東堂はバランスしっかり取れてる感じがしてどっちにも属していないような気がする。良いところ取りみたいな。九十九さんは情報少なすぎて判断が難しい。発言も行動もあまり保守的には見えないなー程度。

 

 ここまできっぱり分かれてるのって何か理由とか意図があるんかなって少し疑問に思ったの。そもそも呪術師を取り巻く世界が保守的ということは無関係ではないし、わざわざ羂索に生きる理由とまで言わせてるあたりこの構図がまったくの偶然ってわけではないよね。不思議だなと思うのは、味方陣営においてわかりやすい進歩的な人物がいないってこと。他の漫画や小説とか振り返ってみると敵キャラは勿論味方にも現状を打破するキャラクターっているじゃないですか。主人公とかそういう属性つけられがちじゃない。でも虎杖くんって打破できるほどの強烈さは持ち合わせてない気がして。

 

 この疑問に対する答えっていうのは今後の展開や完結を待たないと絶対に出ないけど、そもそも答えを知る為には疑問を覚えていなきゃいけない。私の考え過ぎで単なる偶然でしたねーというオチですら、そういうことが頭にないと出てこない。なので大急ぎで記録したわけですね。

 先述の通り答えを知る術が今の私にはないし考察はただの予想や願望になっちゃうので本当に疑問の提示だけしかできないのが歯がゆいね。何かしらの意図を込めてると思いたいし、その対比になるほど、だからか! って納得できる展開がこれから訪れると思いたいみたいな。まあそもそも人って元来保守的じゃない? とか考えすぎでしたーなオチでも全然良い。疑問を持てたことがだいじ。そう自分に言い聞かせる。

 メタ的な観点で何かあるんじゃないかと思う根拠を示すなら羂索の発言以外にも物議を醸してる空港があるしね。あの描写って明らかにおかしなタイミングで挟まれてるじゃん。適切なタイミングってそれこそ最終回とかそのあたりじゃん。あそこで入れてきた意味があると思うのよね。いやエモ演出だったのかもしれないけども。エモ演出にしてはなんか色々な方面が阿鼻叫喚だったけども。

 

 ひとまず現時点で私の頭に湧いた疑問をここに残しておくことで、また考えることができる材料になるかなーと。今年中には終わるみたいなこと言ってたけどいうてまだまだ先は長そうだし、まあ間違いなく忘れてるだろうね。読み返したときに改めて考えてみようと思うよ。